もちもちぐらし

~自称丁寧な暮らしの雑記ブログ~

 

爆速観光ツアーで宇津江四十八滝~つづみそば~栃の実煎餅直売所へ行ってきた!

 前回の新穂高ロープウェイに続き、先週末(10/29~10/31)に帰省した際に行った宇津江四十八滝のレポートです。10/29の夕方に実家に到着し、10/30に上高地、新穂高ロープウェイを訪れ、あっという間の帰る日です。帰る当日もギリギリまで?色々なところへ寄ってきました。
※タイトルの爆速観光ツアーは、実際には販売されておりません。

 前回の帰省時に夫を「小坂の滝(下呂市小坂)」に案内したところ、とても良かったと言っていたので、今回はまだ別の滝に。母のおすすめ、宇津江四十八滝(高山氏国府町)へ行くことにしました。

 四十八滝の源は猪臥山付近の山腹1,200mにあり、大小無数の滝を作り出しています。(パンフレットから一部抜粋しました。)四十八滝と聞いて48の滝があるのかと思っていたら、「よそ八伝説」なるものが由来とのことです。「行者は不動明王の化身。よそ八は四十八、つまり仏法四十八願である。」とし、このことから宇津江四十八滝と呼ばれるようになったと言われています。「よそ八伝説」については、飛騨高山こくふ観光協会のホームページに記載がありました。気になる方はどうぞ。

よそ八伝説(飛騨高山こくふ観光協会)

 駐車場に車を停め、滝めぐりの出発地点まで歩いていきます。出発点にある清掃協力金券売機にて券を購入(中学生以上200円、小学生100円。券には温泉の割引券が付いていたので、時間のある方は滝めぐりの後にゆっくりするのも良いと思います。
 今回は帰りの時間の関係もあり、パンフレットの⑦王滝(標高約820m)を目指すことにしました。

 パンフレット1つ目の①魚返滝へ向かう途中にも、小さな滝がちらほら見えます。川や滝、周りの植物を見ながら、進みます。キノコが生えていたり、どんぐりが落ちていたり。「朴葉味噌」に使われる、朴の木の葉もたくさん落ちていました。

 朴葉味噌は、飛騨高山の郷土料理です。味噌にネギやしいたけを混ぜて朴葉の上に乗せ、焼いたものです。味が濃いので、ご飯のお供にはもちろんお酒のあてにもなります。実は、帰省できない間にもネットで買って自宅で食べていました。我が家は実家から譲ってもらった卓上コンロで調理しましたが、フライパンやホットプレートにアルミホイルをしいて調理することもできます。

 Amazonで購入した「朴葉味噌 (醸造元 こうじや) 100g×3枚入り」のものは、甘めでコクがあってとっても美味しかったです。家で作ると、ネギやしいたけの他に牛肉など好みの具材を入れることもできるのでおすすめです。

 滝から話がそれましたが、そんなこんなで①魚返滝に到着です。これより上流に魚が上がれないほど険しいことからその名が付けられたそう。

 先頭を歩く父は山登りをすることもあり、かなりスピーディーに登っていきます。自信がない方は滝めぐり出発点にトレッキングポール(木の棒など)がありますので、使うと良いと思います。父のペースに追いつけず(笑)、途中滝の写真を撮り忘れました。
 ということで、②朝霧滝の次の③平滝に到着です(笑)平滝は地形が平たいことから名づけられた滝です。高低差による迫力のある滝とは違って、ゆったりとしていた穏やかな滝です。

 そして、これが④函滝です。箱から出した券が付き立つように見えることから名づけられたとのことです。あまりよく分かりませんでしたが…(笑)

 こちらは⑤上段滝です。三つ見える滝の1番上にあることから四十八滝不動明王が祀られています。滝の奥に見えるのが、不動明王です。高さ10.1mあり、近くで見るとなかなかの迫力です。

 これまた⑥梵音滝を撮り忘れて、しばらく進むと目指していた⑦大滝に到着です。滝群の中でも特に優れて大きいことからそう呼ばれる大滝は、高さ18.8mと迫力がありました。滝壺のすぐ近くまで行くことができるので近づいてみると、細やかな滝飛沫を感じられました。
 しばらくのんびりと眺めながら、深呼吸を繰り返してリフレッシュ。夏に来たら涼しいだろうなぁと、また別の季節に来てみたくなりました。

 本来ならここで引き返すところですが、せっかくなので北アルプスが望めるという展望台まで登ることにしました。大滝からは100mちょっとです。100mとは言っても、結構険しい道なので平地を歩くのとは少し遠く感じました(笑)
 展望台へ行くまでの間にも⑧銚子口滝、⑨障泥滝があるので、滝を見つつ、休憩しつつ、登っていきます。この時間は曇っていて北アルプスの山々はあまりよく見えませんでしたが、紅葉と少し見えている山を見ながらベンチに座ってしばし休憩。

 休憩もそこそこに下ります(笑)お昼に高山ラーメン(中華そば)を食べる予定だったので、高山市街に向かいます。
 高山には中華そばのお店がたくさんあり、地元民にはそれぞれお気に入りのお店があると言います。父のお気に入りは「桔梗屋」、弟のお気に入りは「ひだ舟山スノーリゾートアルコピアの中にあるレストハウス、くるみ」とのこと。残念ながら、ひだ舟山スノーリゾートアルコピアは今シーズンで営業が終了します。私も弟も赤ちゃんの頃から行っていたスキー場なので、とても寂しいです。
 少し話がそれましたが、今回は地元のフリーペーパーの高山ラーメン特集ページを参考に夫と私で選んだのは、「つづみそば」です。

 飛騨中華そばの老舗です。メニューはシンプル。この潔さが好きです。たくさんの種類のラーメンにたくさんの種類のサイドメニューから選ぶ楽しさもありますが、個人的にはこのくらいが高山ラーメンという感じがして好きです。

 11時30分開店の5分前到着で、開店待ちの列に十数人ほど。一巡目で入ることができました。母→中華そば、父・夫→大盛中華、私→チャーシュー麺(並盛)をオーダーしました。
 チャーシュー麺は大きめのチャーシュー4枚が乗っていて、食べ応えあり。大盛中華は麺1.5玉なだけあり、同じラーメン丼ぶりでもこの違い(笑)ちなみにちょこんと載っている四角い?チャーシューは母が頼んだ中華そばのものです。

チャーシュー麵(並盛)
大盛中華

 久しぶりに食べた中華そば、美味しかったです。地元民のなかには高山ラーメンと聞いて思い浮かべるのが、醤油ベースに鶏ガラ、野菜、お店によっては魚介の出汁の人も少なくないと思うのですが、「つづみそば」では醤油ベースに豚骨、野菜などを加えたスープとのこと。このあたりは完全に好みだと思います。
 私は言うと、父の影響で?(父が好きなので連れて行ってくれるのがいつも「桔梗屋」だったので)「桔梗屋」の中華そばがしっくりくる気がします(笑)今度また確かめに行ってみようかな…それとも夫の新規開拓を推進しようかな…、悩ましい。
 何度も訪れてお気に入りの高山ラーメンを見つけるのも楽しいと思います。せっかく高山に観光に来たのであれば、はしごラーメンもいいかもしれません。

 ラーメンを食べた後は、途中道の駅なぎさに寄りつつ帰宅。荷物をまとめて、下呂駅から特急「ひだ」に乗って帰ります。駅に向かう前にダメ押しの寄り道(笑)
 とちの実煎餅製造直売所に行きました。メディアでも取り上げられたことのある、焼きたてのやわらかとちの実煎餅を目当てに行きましたが、この日は午前中で終わりとのことでありつけず。

 その代わりに温かいとちの実煎餅を購入しました。こちらは1枚ずつ購入できます。そのとき食べる分だけにしようかとも思いましたが、10枚入りの方がお得だったので10枚入りを購入。温かいうちに1枚食べて残りは帰りのおやつにすることにしました。

 大満足の帰省でした。帰省という割に家でのんびり~という感じではなかったです。むしろ家にいる時間は短め(笑)非常にアグレッシブで行動派な両親プレゼンツの爆速観光ツアー、とても楽しかったし夫も楽しんでくれていたようで良かったです!

 帰宅後に母から、「お父さん、次帰ってきたときは白川郷か五箇山かな~ってもう次のこと考えてるよ~笑」と。続けて「お母さんは、金沢の近江市場とかもいいと思うんだけど~」と(笑)。夫は夫で「次帰るときはもっとお土産を持っていこう!」と(笑)。本当にありがたい限りです。

 いつも以上にまとまりがないですが、帰省旅レポート、これにておしまい!最後まで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。