今回は丸鶏1羽を使った韓国料理、タッカンマリの作り方について紹介したいと思います。タッカンマリは韓国語で「鶏1羽」を意味します。鶏1羽を香味野菜と一緒に丸ごと煮込んだ豪快な料理です。作り方はシンプルですが、出来上がったタッカンマリは鶏の旨味が存分に味わえる料理です。我が家ではイベントごとに関係なくリピートしています。冬にはとても体が温まりますし、夏には夏バテ防止や冷房や冷たい飲み物などで冷えた体の回復にぴったりです。
今回は炊飯器で簡単に作ってみました。鍋でじっくり煮込むのと違い、ほったらかしにできるのでとても楽です。材料を準備して、炊飯器に入れるだけで鶏肉はほろほろの食感に。
~材料~
- 丸鶏 1羽(スーパーなどで売られている、頭と足が切り落とされ内臓が取り除かれているもの)
- 長ねぎ 2本
- にんにく 3かけ
- 生姜 2かけ
- じゃがいも 2個
- 玉ねぎ 1個
- 酒 60ml
- 塩 適量
- 水 適量
<タレ>
- コチュジャン 小さじ2
- にんにく 適量
- 白いりごま 適量
- 一味唐辛子 適量
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 醤油 大さじ2
~工程~
1.丸鶏を掃除する。
外側の汚れや残っている羽などを取り除く。腹の中に手を入れ、余分な脂や血合いを取り除く。(尾の方から手を入れると掃除しやすいです。)
2.長ねぎは青い部分と白い部分に分け、3cmの長さに切る。
3.にんにくは包丁の腹で潰し、芯を取り除く。
4.生姜は薄切りにする。
5.じゃがいもは厚さ1cmの輪切りにする。
6.玉ねぎはくし切りにする。
7.炊飯器に丸鶏、長ねぎの青い部分、にんにく、生姜、酒、塩を入れ、ひたひたになるまで水を注ぐ。
8.炊飯ボタンを押す。(普通炊き)
9.炊けたら、長ねぎの青い部分を取り出す。
10.長ねぎの白い部分、じゃがいも、玉ねぎを入れて、半日ほど保温する。
11.炊飯器の中身を鍋に移す。(野菜の火の通りが甘ければ、ここで煮込みます。)
12.耐熱容器にタレの材料を全て入れてよく混ぜ、レンジ600wで1分30秒ほど加熱する。
13.丸鶏を取り分けて、お好みでタレをつけていただきます!
取り分けるときに韓国ではハサミを使うこともあるようですが、身はほろほろで簡単にくずれるほど柔らかくなっています。上の写真はももの部分ですが、取り分け用のスプーンで分けられました。
鶏や野菜はそのまま食べると素材の味が楽しめます。甘辛いタレをかけて食べると一層食が進みます。タレはお好みで一味唐辛子やにんにくの量を加減してください。
鶏1羽だと3~4人で食べきれる量かと思います。余った鶏肉、スープは是非活用してください。我が家では翌日の朝ごはんに鶏雑炊を作りました。鶏の旨味がこれでもかというくらいに出ていて美味しかったです。
丸鶏は手に入ったら是非一度試してみていただきたいです。材料を準備して切って入れておけば、あとは炊飯器が仕上げてくれます。これからの夏本番に向けて、夏バテ防止にいかがでしょうか。