今回は年明けに行った大谷資料館についてです。大学時代の後輩がSNSに投稿していたのを見て、初めて知り気になったのでした。調べてみると、宇都宮にも近く、これは念願の宇都宮餃子も食べられるチャンス!ということで、夫に打診。夫は私よりも前からチェック済みだったようで、新年明けて最初の週末に行くことになりました♪
事前に公式サイトを確認したところ、こんな注意書きを見つけました。
『当館の敷地が広範囲のためカーナビに住所で入力されますと山の中で迷子になりますのでご注意ください!電話番号か施設名のオオヤシリョウカンでご入力してください。』
ナビは「大谷資料館」で検索、設定して、いざ!
到着して既に大迫力の岩肌に期待が高まります。※下の写真はまだ資料館に入る前です(笑)
こちらが資料館。中に入ると受付があり、そこでチケットを購入します。料金は大人800円、
子供(小・中学生)400円です。
この日の地価の気温は4.0℃。坑内が冷え込むことは予想がついていたので、ヒートテックインナーに裏起毛タイツ、レッグウォーマー、カイロも2枚貼りで万全の体制で向かいました(笑)
入って階段を下っていくと、広い空間に出ました。そこにはアート作品が展示されていて、凛とした空気も相まって神秘的な印象でした。
そしてこちらは採掘した後にできた、切り跡です。採掘方法には、「平場掘り」と「垣根掘り」があります。ざっくり説明すると、「平場掘り」は下へ下へと掘り下げる掘り方で、「垣根掘り」は横へ横へと掘っていく掘り方です。
手掘り時代に「平場掘り」をした場合は、横線の掘り跡ができます。この掘り跡が壁一面にあって、これほどの範囲を手で掘るとはどれほどの重労働だったのだろうと、しばしあっけにとられてしまいました。
写真右側に写る巨大な石柱にも、切り跡が見て取れます。
階段を下りきってしばらく歩くと、出入口へと続く階段やかつて採掘されていた場所を見通せる場所がありました。この奥行、そしてまだまだ横へと続く広さ。圧巻です。
切り出された石材。かつては1本150kgもある石を1人1本背負って運び出していたのだそう。地下採掘場から地上までですからね…150kg背負って登り坂を登っていくというのはそれはもう大変な作業だったと思います。資料館には、「背負子」という道具を使って石を背負い、運び出す人々の様子を写した写真が展示されています。
出入口へと続く階段(こちらは出口へ向かう一方通行)です。映画やゲームの世界にありそうな雰囲気!大谷資料館では数々のTVドラマやアーティストのMVの撮影が行われた撮影実績があります。地下坑内には、「ここで〇〇さんがセリフを言いました!」みたいなポップが写真と一緒に貼られていました。
階段の壁側にはこんな珍しいものもありました。壁のあちらこちらびっしりと噴出した白い結晶は「石の華」と呼ばれているそうです。「石の華」は地下坑内の気温と外気温の差が少なくなった冬の寒い時期になると、夏の間に結露で湿った岩肌が乾燥して噴出してくる塩の結晶とのこと。
我々は予習不足で「なんだこれー?!不思議~。」なんて見ておりましたが、大谷資料館公式サイトの過去の新着情報には「真冬時期の大谷資料館名物」と書いてありました(笑)過去には暖冬の影響で中々見れないときもあったようで、ラッキー♪この「石の華」がお目当ての方はしっかり冷え込んだ日に行くのが良さそうです。
地下坑内を心ゆくまで見た後は、資料館へ。先ほどまで目の当たりしていた光景を思い出しながら、採掘方法や実際に使用されていた道具などの展示をゆっくり観ました。
資料館を出てすぐ横には、『ROCKSIDE MARKET』というカフェがあります。カフェに併設したショップでは大谷石を使ったおしゃれな箸置きやコースターなどの小物も売っていて、自分用のお土産にもぴったり!
~おまけ~
本編より長くなりがちなおまけです(笑)今回は初めての宇都宮餃子です!これまた予習なしで、大谷資料館の駐車場で検索。検索していると「宇都宮餃子会」なるものがあることを知りました。この「宇都宮餃子会」の公式サイトがめちゃくちゃ便利だったので、下にURLを貼っておきます。
このサイトでは、①エリアで調べる、②サービスや施設で調べることができ、今回は①エリアで調べるで、大谷資料館の近く「大谷地区周辺」で探すことにしました。すると、大谷地区周辺で宇都宮餃子を提供するお店の一覧が表示されます。地図には餃子のアイコンで示されていて可愛い♪お店の名前と営業時間、場所、これが一覧になっているだけでも大助かりなのですが、なんと各お店の餃子のデータまでもが公開されています!
餃子のデータは、「肉多め or 野菜多め」「肉:野菜の比率」「皮の厚さ」「餃子の大きさ」「ニンニクの有無」とお店と餃子についての紹介文。
今回は『正嗣 駒生店』に行くことにしました。こちらのお店は駐車場が3か所にあるのですが、お店の目の前の駐車場はやや止めにくくまた出にくいので、道路を挟んで反対側の駐車場に停めて道路を渡るのが良さそうです。
お店に入ると早速オーダーを聞かれます。焼くのか、冷凍の持ち帰りか、の2択です。我々が訪れた1/9時点では、店内飲食はしておらず持ち帰りのみとのことでした。
1人前5個入なので、女の人でも2人前は食べられると思いますよ~といった助言をいただき、2人前×2を注文しました。焼き上がりまで店内で待たせてもらうことにしたのですが、焼き上がりが近づくにつれていい香りが。待っている間にも冷凍餃子を買っていかれるお客さんが何人も!宇都宮の家庭では餃子はお気に入りのお店で買ってお家で焼くのが一般的なのでしょうか。
できたて熱々の餃子を駐車場に停めた車の中でいただきました。こんがりと焼きあがった餃子をまずは何もつけずにいただきます。しっかりめの味付けでタレをつけなくても十分!キャベツのシャキシャキした食感が楽しく、生姜も効いているので思ったよりもさっぱりと食べられます。2人前はあっという間でした(笑)この後道の駅などに寄って何かしら食べる予定でいたので、結果丁度いい量でした。
初の宇都宮餃子大満足でした。次はいくつかのお店の食べ比べをしてみたいです。
というわけで、大谷資料館からの宇都宮餃子で、立派な?栃木旅になりました。栃木には佐野ラーメンやレモン牛乳、とちおとめやスカイベリーをはじめとするブランド苺など、餃子の他にも魅力的な『食』がたくさんあります。是非ともまた訪れたいと思います。
大谷資料館、地下坑内はとにかく圧巻です。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。