今回は、水野仁輔さんの【スパイスカレー事典】のレシピ「アサリのカレー」を参考に作りました。あさりの旨味がギュッとつまった、優しい味がするココナッツカレーです。
南インドのケララチキンカレーを食べてから、ココナッツミルクを使ったカレーが好きになりました。名古屋の『ANDY CURRY』で提供されている、海老とあさりのココナッツカレーが本当に大好きで。家でも食べたいと思っていたところ、このレシピにたどり着いたので作ってみました!
盛り付けはお皿の真ん中にターメリックライス、12時の位置にサラダ、ライスの上に半熟卵、まわりにぐるっとカレーを注いで、お店をオマージュした盛り付けに。
辛いのが苦手な方にもぴったりのまろやかカレーです。
~材料~
- あさり 約600g
- 玉ねぎ 1/2個
- にんにく 1かけ
- 生姜 1かけ
- サラダ油 適量
- 水 100ml
- ココナッツミルク 300ml
- マスタード 小さじ1(ホールスパイス)
- フェヌグリーク 小さじ1/4(ホールスパイス)
- 赤唐辛子 2本
- コリアンダー 小さじ2
- ターメリック 小さじ1/2
- カイエンヌペッパー 小さじ1/2
- 塩 小さじ1
~工程~
- あさりを砂抜きする。
- 玉ねぎを薄切りにする。
- 生姜をみじん切りにする。
- にんにくをつぶす。
- パウダースパイス類をそれぞれ量って、小皿にまとめておく。
- 鍋にサラダ油を熱し、にんにく、生姜を加えて炒める。
- 玉ねぎを加えてきつね色になるまで炒める。
- パウダースパイス類を加えて炒める。
- 水を加えて煮立ったら、あさりを加えて蓋をする。
- あさりが開いたら、ココナッツミルクを加えて弱火で10分ほど煮る。
- 別の小鍋にサラダ油を熱し、ホールスパイスを加えて熱する。(※マスタードシードがはじけるので、火傷に要注意!)
- マスタードシードがはじけたら、油ごと10.の鍋に移す。
- かき混ぜて、中火で5分ほど煮る。
- 塩(分量外)で味を整える。
- 器に盛りつけて完成!!
今回のあさりのココナッツカレーは、工程(工程11.~12.)が南インドカレーっぽいですね。これまでに紹介したサグチキンカレーとバターチキンカレーはどちらも北インドカレーに分類されるのですが、北インドカレーと南インドカレーではホールスパイスの使い方が大きく異なります。
北インドカレーでは最初にホールスパイスを油で炒め、その後材料を加えて料理を作っていきます。一方、南インドカレーでは別の小鍋等でホールスパイスを油で炒め(テンパリング)、その油ごと料理に加えて仕上げます。
土地や気候によって、使うスパイスや材料、調理方法が異なるようです。北インドカレーと南インドカレーの違いや特徴についてはまた別の投稿で書きたいなと思っています。
こちらのカレーのオリジナルレシピ、より詳しい工程については、水野仁輔著【スパイスカレー事典】にてご確認いただけたらと思います。
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