もちもちぐらし

~自称丁寧な暮らしの雑記ブログ~

 

Huawei P30 画面・液晶パネル割れ 画面交換修理 やってみた

 今回は以前に使っていたスマートフォン、Huawei P30の画面交換修理にチャレンジしたときのことを掘り起こして書き残しておこうと思います。
 私はスマホをよく落とすのですが、このときは運悪くスマホの画面が棚の角に直撃して粉々に。更に困ったことに定期的なバックアップを怠っていたため、画像が本体にだけ残っているという状況。(完全に自業自得なんですが。)

 画面は真っ白、たまにレインボーの線が出てくる…画面ロックを解除するためのパスコードが打てず、中に入れません。これでは、アプリを使用するどころか有線ケーブルでの画像の取り出しもできません。これは画面(液晶パネル)を交換するしかないね…という結論に。

 修理業者に依頼しようとネットで検索したところ、3万円前後でできるようでした。修理費は結構開きがあり、近場でという条件で探すとなかなか嬉しくないお値段。
 しかも今回はデータをサルベージするためだけの修理です。このとき新しいスマホの購入を検討していたので、修理しても使い続けるわけではないので何だかもったいない気がしていました。

 すると夫がパネル交換ならやろうと思えば自分でもできるものだよ、と。教えてもらった『IFIXIT』のサイトでHuawei P30の分解、液晶パネルの交換方法について検索すると、お目当ての記事が見つかりました。難易度「普通」、所要時間「1~2時間」。これならできそう!
※IFIXITは、様々な製品の修理を助け合うためのグローバルコミュニティです。DIY修理のためのリペアマニュアルやチュートリアルが掲載されています。

 手間賃がかからない分お安くなるし、これぞ会社で取り組んできたVE活動だ!(VE=Value Engineering)ということで、前置きが長くなりましたが…パネル交換修理やってみよう!!の回、始まります。

~パーツの入手~

 パーツはこれまたネットで検索。HUAWEI公式が販売している正規品だと、液晶パネルは15,900円でした。Amazonではピックやプラスビット、吸盤などの工具付きで11,100円。思ったよりも部品だけで結構するな…という印象。
 そこで夫に教えてもらったのが、AliExpress!廉価版のパーツが手に入るとのことで検索すると、早速ヒット!それが次の写真のものです。この記事を書く際に再度ページを開いたので、価格が少し変わっているかもしれませんが…それにしても安い!送料込みで4,155円でした。

 内容としては、液晶パネルの他に必要最低限の工具が入っています。結果から言うと、私のようにデータのサルベージのみで修理後の外観にこだわりがなければ、これだけでなんとかなりました。

~分解~

1.リアパネル(背面のカバー)を外す。側面のわずかな隙間にピックを挟み込み、少しずつこじ開けていきます。結構力をかけて開けたので、リアパネルがバリバリに(笑)今回はあくまでデータのサルベージが目的なので良し。

リアパネルを外したところ
左:リアパネル(裏側のカバー)を外した本体、右:リアパネル

2.次に上側にあるパネルを外していきます。(画像で見たところ、9か所ねじ止めされているのでプラスビットで外します。)

ブラケットを外したところ

3.ケーブルを外します。ケーブルの上に固定されている金属部品があったので、こちらを先に外しました。

写真左下の金属部品を外す
金属部品とバッテリーケーブルを外したところ

4.バッテリーコネクター、バッテリーを外す。コネクターの取り出す際のプルタブが付いているので、数字の順に従って引っ張り、はがしていきます。

※終わって調べなおしてから気づいたのですが、バッテリーコネクターを外す作業を3.よりも先に行う方が良いです。(感電の恐れがあるため。)

バッテリーを外したところ

5.バッテリーの後ろにあるフィルムをはがし、ディスプレイコネクタを外す。(上の写真のフィルムから透けて見えている黒い部分)コネクタを外したら、表面から液晶パネルを外す。

液晶パネルを外したところ

6.これにて分解が完了です!

~組み立て~

今度は逆の手順でパーツを取り付けていきます。

 新しい液晶パネルの取り付け
→ディスプレイコネクタの取り付け
→バッテリーの取り付け
→バッテリーパネル、金属部品の取り付け
→パネルの取り付け(一応)

7.新しい液晶パネルを接着剤で固定していないため、ここでは仮にテープで仮止め。電源ボタンを長押しし、起動するか確認します。
※充電が不十分なためか、かなり画面が暗いですがうっすらと表示されています。(もちもちのアイコン写真と同じものが写っています。)

通電確認

8.しばらく充電。

ばっちりです!
左:新しい液晶パネル、右:古いバリバリパネル
~感想&雑談~

 なんとか液晶パネルを交換することができ、目的のデータをサルベージすることができました。かなり強力な接着剤でくっついているので、ほぼ無理やりはがしたリアパネルはバリバリになりました(笑)綺麗に剥がすには、剥がし液を使用したり、ホットエアー(強力なドライヤーのようなもの)で温めたりする工夫が必要です。もしくは、諦めてリアパネルも購入するかですね。
 また、記事を書くにあたって再度調べたりもしたのですが、バッテリーコネクタは最初に外すと安全です。今回は全ての作業を行うにあたって薄手のゴム手袋を着用していたこともあってか、特に重大な怪我等はありませんでした。スマホを分解される方、お気をつけてください。

 まぁ、もっともらしく書いていますが、全ての作業は 夫が 行っております(笑)私は見てました。あと撮影してました。それから、ねじをなくなさないように集める係やってました。なんにもやってない…けど、分解の工程を見てワクワクしたので、よい経験だったということにします。

 ちょっと面白いのが、このnot正規品の液晶パネル、やけにベゼル部分の幅が広いんですよね(笑)画面が一回り小さくなってる…。この違和感に気づいたとき、変なツボに入ってしまいしばらく笑いがおさまりませんでした。これ、使うとなったらやや困るのではとも思いつつ。

 この記事を読んで、自分でパネル交換などの修理をしてみよう!と思い立った方がいましたら、くれぐれもパーツ選び、作業ともに慎重にお願いします!!