今回作ったのは、いかのカレーです。レシピはdancyu 2020年8月号【カレーとスパイス】に掲載されていた「食堂のイカカレー」を参考にしています。イカが主役のこのカレー、シンプルながら旨味たっぷりで味わい深い一皿でした。
スルメイカはエンペラ~ゲソまで全部入れるので、食べ応えがあります。イカの塩辛作りで余ったゲソもプラスすれば、さらに具だくさんのカレーに!イカの下処理については、こちらの記事で紹介しています。良ければ参考にしてください。
盛り付けはお皿の真ん中にターメリックライス、12時の位置にサラダ、右にいかカレー、左はじゃがいもとナスのカレーのあいがけスタイルに。
~材料~
- スルメイカ 大3杯
- 玉ねぎ 1個
- にんにく 2かけ
- トマト缶 1/2缶
- サラダ油 大さじ3
- 水 200ml
- ココナッツミルク 300ml
- りんご酢 小さじ1
- 塩 小さじ1
<スパイス>
- マスタードシード 小さじ1(ホールスパイス)
- 赤唐辛子 2本(ホールスパイス)
- パプリカパウダー 小さじ2
- フェヌグリーク 小さじ1
- コリアンダー 大さじ1
- ターメリック 小さじ1/3
~工程~
- いかの下処理をする。
- 胴を3~4mm幅に切る。
- 玉ねぎを薄切りにする。
- パウダースパイスをそれぞれ量って、小皿にまとめておく。
- 鍋にサラダ油を入れて熱し、ホールスパイスを加えてなじませる。
※マスタードシードがはじけるので、火傷に要注意! - 玉ねぎを加えて焼き色がつくまで炒め合わせる。
- パウダースパイスを加えてさっと混ぜる。
- すぐにトマト缶を加えて中火で炒める。
- 塩、水、ココナッツミルクを加えて中火で8分ほど煮込む。
- 酢を加えて軽く混ぜる。
- いかを加えて全体を混ぜ合わせる。
- 蓋をして弱めの中火で5分ほど煮込む。
- 塩(分量外)で味を調える。
- 器に盛りつけて完成!!
個人的には、珍しいなと思うポイントがいくつかあったカレーでした。1つ目は、カレー作りではよく使うにんにく、生姜を使用しないこと。2つ目は、南インドっぽい印象だがテンパリングを行わないこと。3つ目は、塩を加えるタイミング(これまではパウダースパイスと同じタイミングで加えることが多かった)。
いろんな作り方があるんだなぁ、改めて考える機会をもらったカレーでした。考えてみれば当たり前のことですが、日本でも各家庭のカレーがあると思います。スパイスカレーなどカレーのレシピ本を見ていると、インド(北インド、南インド)、ネパール、スリランカ、タイなど国や地域で大きく分類されていますが、あくまで平均というか王道というか、そんな感じのレシピなのかな?と考えたりしていました。それぞれの国の中でも各家庭のカレーがあるのだろうなと。
スパイスカレーだから、インドカレーだから、〇〇カレーだから、こうでなければ!なんてことはないんだなぁと。もっと気楽に、色々試してみようと思ったのでした。スパイスカレー、作ってみたいけど難しそう…と思っている人がいたら、案外何とでもなるよと伝えたいです(笑)
長々として所感を書き連ねてしまいましたが、こちらのカレーのオリジナルレシピ、より詳しい工程については、dancyu 2020年8月号【カレーとスパイス】にてご確認いただけたらと思います。